Stable Diffusion Embedding

Stable Diffusion

【StableDiffusion】Embeddingについて

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AIによる画像生成技術は、近年急速に進化しており、その中でも特に注目されているのが「StableDiffusion」です。

StableDiffusionでは「Embedding」を組み合わせることで、ユーザーは特定のスタイルやキャラクターをより精密に再現し、簡単にクオリティをアップ、また作業効率化を図れます。

本記事では、StableDiffusionとEmbeddingの基本的な概念から、導入方法や実際の活用法まで、初心者向けに分かりやすく解説し、おすすめのEmbeddingを紹介します。

初心者にとって難しいネガティブプロンプトもEmbeddingを使えば簡単に挿入できますので、悩んだりする前に早めに導入したいツールです。

StableDiffusionのEmbeddingとは何か

「EasyNegative」とは何か

上記の画像は「embeddings」を未使用/使用の違いを表しています。

よく見ると陰影や、歪み(背景がわかりやすい)など違いがでています。

Embeddingは、データを数値ベクトルに変換し、そのデータの意味や関係性を数学的に表現する手法です。

AI画像生成では、Embeddingを使用することで特定のスタイルやキャラクター、要素を指定し、精度の高い画像生成を可能にします。

主にネガティブプロンプトをまとめたものが多く、容量も軽く使いやすいと言われています。

StableDiffusionのEmbedding活用のポイント

Embeddingは、StableDiffusionを使った画像生成において非常に重要な役割を果たします。

しかし、Embeddingの導入にはいくつかのポイントを押さえる必要があります。

ここでは、Embeddingを活用する際のポイントについて詳しく見ていきます。

画像の精度向上

Embeddingを使用することで、AIがより正確な画像生成を行うようになります。

特に手や指など複雑なスタイルの再現において、その効果は顕著です。

時間短縮

Embeddingをうまく活用することで、試行錯誤を減らし、より効率的に目的の画像に近づきます。

性能の限界適切なモデルの選定

Embeddingは万能ではなくモデルの性能やデータセットに依存するため、全てのスタイルやキャラクターを完璧に再現できるわけではありません。

事前にモデルの限界を理解しておくことが大切です。

生成する画像の目的に合わせて、適切なEmbeddingやモデルを選ぶことが必要です。

特に、高解像度の画像生成が必要な場合は、リソースやGPUの性能にも注意が必要です。

Embeddingの注意点

「embeddings」はデータをダウンロードし、指定のファイルに入れる必要があります。

モデルによっては、「embeddings」の利用を推奨していますので、モデルの詳細ページで確認するようにし、指定のものをダウンロードしましょう。

必ず使わなくてはいけないというものではなく、好みによっては使わなくてもいいですし、モデルによっては「embeddings」の相性もあるので1つだけでなく、いくつか比較してみた方がいいでしょう。

また、モデルと同じくバージョンもありますので、推奨されるものがある場合はバージョンも間違えないようにしましょう。

大事なのは、「embeddings」だけの使用にせず、ネガティブプロンプトの指示もしっかり出すことです。

StableDiffusionのEmbedding導入手順

StableDiffusionでEmbeddingを活用するためには、いくつかの準備が必要です。

StableDiffusionの導入手順についてはこちらをご覧ください。

Stable Diffusionの利用方法・Webサービスやローカル環境への導入 - aicalor Base
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embeddingsのダウンロード

embeddingsはcivitaiHugging Faceからダウンロードできます。

Civitaiの場合、フィルターで「Textual Inversion」を指定すると、embeddingsファイルだけを検索することができます。

huggingfaceの場合、モデルによっては作者の作ったEmbeddingがあります。

embeddingsを入れるファイル

ダウンロードしたembeddingsのファイルを入れる場所は、[stable-diffusion-webui]ファイル内にある[embeddings]ファイルです。

定番のembeddings

ここからは数多くあるEmbeddingの中から、定番や目的別におすすめを紹介しますので、是非参考にしてください。

まず、定番と言われるEmbeddingは以下のようになります。

EasyNegative

クオリティをアップするためのネガティブプロンプトがすでに埋め込まれています

イラスト系のモデルに効果があると言われるembeddingsです。

「EasyNegative」の概要や画像で見る効果など、詳しくはこちらの記事をごらんください。

【Stable Diffusion】「EasyNegative」の導入・使い方
【Stable Diffusion】「EasyNegative」の導入・使い方

続きを見る

VeryBadImageNegative

 「EasyNegative」と似たようなもので、こちらもネガティブプロンプトがすでに埋め込まれています。

特にモデルにembeddingsの指定が無い場合は、「EasyNegative」と比較して使うのもありです。

「VeryBadImageNegative」の概要や画像で見る効果など、詳しくはこちらの記事をごらんください。

【Embeddings】VeryBadImageNegativeについて
【Embeddings】VeryBadImageNegativeについて

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 手や指の奇形を抑えるembeddings

 StableDiffusionの画像生成は、手や指の生成があまり得意ではありません。

そのため、手や指の奇形を抑えるためのembeddingsは大変重宝します。

手の奇形を抑えるためのembeddingsは以下のようなものがあります。

  • bad-hands-5
  • negative_hand Negative Embedding
  • badhandv4

bad-hands-5

よく使われるembeddingsの「bad-hands-5」は、ネガティブプロンプトに挿入するだけで、手や指の奇形を抑えられます。

「bad-hands-5」の概要や画像で見る効果など、詳しくはこちらの記事をごらんください。

「bad-hands-5」で生成の手や指の崩れを抑える
「bad-hands-5」で生成の手や指の崩れを抑える

続きを見る

身体の奇形を抑えるembeddings

手や指だけでなく、他にも身体に対して奇形を抑えるembeddingsもあります。

  • Negfeet : improve feet quality (足や指の奇形を抑える)
  • Deep Negative V1.x人間の解剖学的構造の欠陥を防ぐ

まとめ

embeddingsを使うとプロンプトに慣れていない方でも簡単に挿入できます。作業時間効率を考えてもぜひ使いたいツールです。

embeddingsは複数利用することもできますし、全て使えばクオリティや生成確率が完璧になるものではありません。

モデルに合わせて組み合わせやembeddingsと通常のプロンプト入力を組み合わせたり、色々試してみるとよいでしょう。

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